ジャズ・サヒブ
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アルトはフィル・ウッズに吹かせ自分はバリトンに専念した
格調高いハードバップ作品サヒブ・シハブの名前をマイナーだとか通好みだとか言っているのは
筋金入りのジャズオヤジだと言っていい。
「オヤジじゃないんだ、大人だよ」と言い返されるかも知れないが。
その後、彼はクラブ方面、DJからのユースに事欠かないプレイヤーであり
60年代にヨーロッパへ移ってからの作品は、ボサ風、ブーガルー風、
ファンク風とさまざまな趣があってひたすらカッコいい。
今日も世界のどこかのフロアにサヒブで踊っている男女がいるに違いない。
アメリカではアーゴから出たプレミアもの『サマー・ドーン』
リアワードと言うレーベルからCD化された『アンド・ゾーズ・オール・キャッツ』
など、ヨーロッパ録音の濃さはある意味ローランド・カークに通じる。
さて本作はサヒブがニューヨークでバリバリ演奏していた頃の代表作。
サックス・アンサンブルを重視した格調の高いハードバップといえばいいか。
アルトサックスはフィル・ウッズが担当しているが
サヒブ本人が吹いていれば、アルバムの“不良度”はアップしただろう。
サヒブのアルトではオムニバス盤『アフター・アワーズ・ジャズ』の
「サザン・エクスポージャー」がなんと言ってもすばらしい。
ブッ飛びサンスケですよw
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